テクノロジー

産学連携プロジェクト 名古屋大学 ×吉見製作所 ×東洋精鋼 ×AMS

SMA(形状記憶合金)の衝撃と、アクチュエーターの実用化

本製品は産学連携プロジェクトによって生み出されたSMA(形状記憶合金)を動力とした画期的なエコシステムです。(SMA=Shape Memory Alloy)この動力の軸となるSMA(形状記憶合金)は設定温度に達することで、あらかじめ記憶させた形状に復元する合金で、一般的な使用例としては、メガネの弦、ブラジャー、温水器、医療器具等があげられます。SMAの自動車外装部品への採用は世界でも類を見ない試みであり、この先進的なエコシステムは自動車工学に一石を投じることとなりました。SMAバネとバイアスバネによる絶妙なバランスを生み出すアクチュエーターは、絶えず変化し続ける気温の変化を忠実にトレースし続けます。
先進的のエコシステムを体感して頂けます。

スマートエコグリル

理想的な吸気温度(35℃〜55℃)を追い続ける

最も燃焼効率が良くなり、燃費に寄与する理想的な吸気温度は35℃~55℃にありました。当社で行った度重なる実車装着走行テストや、1,000マイラーと呼ばれる燃費記録保持者の方々のフィードバックから、理想吸気温を捉える為のセッティングが12℃全閉~35℃全開となるSMAバネ設定なのです。
それによりSMAアクチュエーターがターゲットとなる理想的な吸気温をゆるやかにトレースし続けます。